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70代以上の高齢者は肺炎に注意

70代以上の高齢者は肺炎に注意

70代以上の高齢者や慢性的な持病を持っている人は、肺炎にかかりやすく治療が長引くという傾向にあり、予防に対する意識が大切です。一般的な肺炎の症状としては、咳(せき)や痰(たん)、発熱、呼吸困難などがみられます。しかし高齢の方では、咳の症状を欠く場合もありますし、痰がうまく出せないため痰も出ないということもあります。極端な例では、微熱で何となく元気がないというだけで肺炎だったということもあります。

また、高齢者に多いのが誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎とは、食べ物やだ液が、あるいは吐いた場合には胃液などが肺に入ってしまうために起こる肺炎です。誤嚥性肺炎を防ぐには、ゆっくりと食事をして、一回口に入れたものを完全に飲み込んでから次の食べ物を口に入れる、一回口に入れる量を少量ずつにするなどに注意します。

食事中は、食事に集中できるようにテレビはできるだけ消す、周囲の騒音をできるだけ少なくするなど工夫も大切です。また寝たままの姿勢で食事をさせる事は誤嚥の原因となるので、食事中はもちろん食後も1~2時間くらいは座位を保持するようにしましょう。

食事中の姿勢や環境を整える

誤嚥性肺炎を防ぐには、食事中の姿勢や周囲の環境を整えることが大切です。食事の際は、できるだけ上体を起こし、足が床や足台に安定する姿勢を保つと飲み込みやすくなります。背中が丸まったり、あごが上がったりするとむせ込みにつながる場合があるため、椅子やクッションで姿勢を調整しましょう。テレビの音や周囲の騒音があると食事への集中が途切れやすいため、落ち着いて食べられる環境を作ることも重要です。

一口量を少なくし、飲み込んだことを確認してから次の食べ物を口に運びます。食後すぐに横になると、食べ物や胃液が逆流しやすくなる場合があるため、しばらく座った姿勢を保つようにしましょう。

口腔ケアと体調変化の確認を習慣にする

高齢者の肺炎予防では、口の中を清潔に保つことも欠かせません。口腔内に細菌が増えると、だ液や食べ物と一緒に気道へ入り込むリスクが高まるため、食後の歯みがきや入れ歯の手入れを習慣にしましょう。口の乾燥も飲み込みにくさにつながる場合があるため、水分補給や口腔内の保湿にも気を配ると安心です。

また、高齢者は肺炎になっても咳や発熱が目立たない場合があります。食欲が落ちた、ぼんやりしている、呼吸が苦しそう、普段より元気がないなどの変化が続く場合は注意が必要です。家族や介護者が日々の様子を見守り、いつもと違う状態があれば早めに医療機関へ相談しましょう。

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