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真正細菌のひとつである結核菌

真正細菌のひとつである結核菌

結核菌は、感染した人が咳をすることによって外気や内気の中に投げ出され、空中にフワフワ動いている菌を違う人が呼吸しながら吸い込むことによって拡がっていきます。成人の結核は感染を受けてから1年以上、長い場合には何十年も経ってから、菌が人の「弱み」に乗じて暴れ出した結果起こる病気です。結核菌は肺に巣食うことが多いのですが、人体のいろいろな臓器にも病気を起こします。

初期の炎症が進むと、やがて化膿に似た組織が死んで腐ったような状態になります。この状態の時期が肺結核ではかなり長く続いて、レントゲンなどに写る影の大半がこの状態の病巣です。その後死んだ組織が溶けて、気管支を通して肺の外に排出されると、そこは穴のあいた状態になります。これが「空洞」です。空洞の中は空気も十分にあり、また肺からの栄養もあるので結核菌にとっては絶好のすみかとなり菌はどんどん増殖します。

やがて、結核は肺全体から全身に広がって行き、そして最後には肺の組織が破壊されて呼吸が困難になるとか、他の臓器の機能が冒されて生命の危機を招くことになります。

結核の主な症状と気づきにくい初期段階

結核は進行すると重い症状が現れますが、初期の段階では気づきにくいことが多い病気です。代表的な症状としては、長引く咳や痰、微熱、倦怠感、食欲不振などがあります。これらは風邪や疲労と似た症状であるため、見過ごされてしまうケースも少なくありません。特に2週間以上咳が続く場合は注意が必要とされています。

また、進行すると血の混じった痰が出ることや、胸の痛み、体重減少などの症状が現れることもあります。結核はゆっくりと進行することが多いため、症状が軽いうちに気づくことが重要です。少しでも異変を感じた場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

結核の予防と早期発見の重要性

結核は感染症であるため、予防と早期発見が重要です。規則正しい生活や十分な栄養を心がけ、免疫力を保つことが基本となります。また、日本では乳幼児期にBCGワクチンが接種されており、重症化を防ぐ効果が期待されています。

ただし、ワクチンだけで発症を完全に防ぐことはできないため、日頃の体調管理や定期的な健康診断も欠かせません。特に高齢者は発症リスクが高いため、咳が長引くなどの異変を感じた場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

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