うつ病は2週間以上続く
年々患者数が増加しているうつ病は、憂うつ感やなかなか寝付けない不眠、疲労感、食欲不振、体重減少、強い焦り、意欲の低下、そして重症の場合自殺企図などの辛い症状が2週間以上続きます。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、さまざまな理由で脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないため、ものの見方が否定的になって自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスでも、よりつらく感じられるという悪循環が起きてしまいます。薬による治療とあわせて認知行動療法も、効果が高いことがわかってきています。早めに治療を始めるほど、回復も早いといわれていますので、無理せず早めに専門機関に相談すること、そしてゆっくり休養をとることが大切です。治療を進めるうえで不安や悩みを持ったら、主治医に相談しましょう。何でも相談できる関係を主治医ともつことはうつ病治療の第一歩です。もし主治医が治療上の不安や疑問にこたえてくれないというような場合はセカンドオピニオンに意見を聞くことも考えましょう。