動脈硬化を予め防ぐ知恵
動脈は、酸素や栄養素を含んだ新鮮な血液を、心臓から送り出す血管です。動脈はもともとは弾力性を持っていて、血液がスムーズに流れるように、管の内壁はとてもなめらかになっています。この動脈の硬くなって、血管の内壁にコレステロールなどが溜まると血液の流れが悪くなります。この状態を動脈硬化と呼びます。動脈硬化が進行すると、血管の弾力性が失われることで血管が傷ついて破れたり、動脈瘤ができて血液の流れが悪くなることになります。その結果、動脈の先にある臓器が影響を受けて機能低下となると脳卒中や大動脈瘤、腎不全や心筋梗塞などになる可能性があります。一般的には、動脈硬化は加齢とともに進行してしまうものですが、できるだけ早期から生活習慣の改善などを意識することで予防効果が大きく上がります。動脈硬化予防に効果的と言われているものは適度な運動があります。ウォーキングや水泳、エアロビクスなどを生活に取り入れてみましょう。また、肥満や運動不足、喫煙習慣などの生活習慣病の危険因子を除いたり滅らしたりする努力をすることで動脈硬化予防になります。