統合失調症当事者が自身の生活を評価できる「尺度ツール」開発
国立精神・神経医療研究センターの研究グループは、統合失調症当事者が「自身が大切にしている価値観に基づいた生活」ができているかについて評価する「尺度ツール」を開発したと発表。統合失調症当事者と共同することや、症状の重い人でも回答可能な内容とすることなどをキーワードにツールの開発に取り組んだ。近年の共通認識として、精神科ケアでは再発しないなどの臨床的な結果に加え当事者自身の価値観を大切して主体的な地域生活を送れているかが重要とされている。