老人ホームでのトラブルってどんなのがあるの?
高齢化社会と相まって、最近は老人ホームなど高齢者専用の施設も増えてきました。
これら老人ホームの中には介護付きの施設もありますので、要介護の方も安心して生活できます。
しかし、ニュースなどでも報じられているように、施設でのトラブルが後を絶ちません。
ここでは老人ホームで見られるトラブルを紹介します。
・利用料金のトラブル
老人ホームでよくあるトラブルとして、利用料金の問題があります。
一例としては、施設のパンフレットに書いてあった月額費用と、実際の請求額が大きく異なるケースです。
この料金の問題は有料老人ホームで多く見られ、その中でも月額費用のトラブルが増えています。
老人ホームのパンフレットには月額費用20万円と記載があるのに、実際は25万円請求されたなどのケースもあります。
このようなトラブルを回避するためには、老人ホームの月額費用の中に含まれているサービス内容を良く理解することです。
施設のサービス内容は、それぞれの有料老人ホームによって異なります。
月額費用の中には、住居部分の家賃、施設維持管理サービス、食費、介護費用、そして介護保険負担分が含まれています。
施設によっては食事や介護保険、負担分などが含まれていないところもありますので、それぞれの月額必要が異なってきます。
そのため契約を行う際は、しっかりと確認することが大切です。
・入居期間のトラブル
トラブルが多いものの中に、入居期間の問題もあります。
これは入居の時に終身介護と言われたのに、突然退居を求められたなどのケースです。
このような途中退居は、トラブルに発展する可能性が高いので注意する必要があります。
入居者の中には「終身介護」や「終身利用権」と宣伝されている有料老人ホームに入居すれば、一生そこで生活できると思っている方も多くいます。
しかし、それには条件がありますので、最初にしっかりと理解しておく必要があります。
老人ホームに入居した後で、長期入院や認知症、また入居者とのトラブルなど、施設での生活や介護を続けることが困難と判断された場合、退居を求められるケースがあるのです。
どういった場合に退居を求められるかは、それぞれの老人ホームによっても異なりますので、事前に確認しておいてください。
パンフレットなどに終身介護と書いてあっても、一生生活できる保証がないことを認識しておく必要があります。
老人ホームでの生活を希望する方も多いと思いますが、施設ではトラブルが結構多いので気をつけましょう。
入居する際は、契約書などでしっかりと確認しておくことが大切です。