介護老人保健施設って入居するのにどれくらいお金が必要なの?
介護の問題は、家庭に大きな亀裂をもたらしてしまうこともあります。
まずは、親を老人ホームに入れるという考え方を変えることが大切です。
老人ホームに入れるのではなく、入居してもらえるように努力することが求められます。
また、老人ホームにかかる費用はとても気になるものです。
入居しやすく、料金のお得な施設を知りたいと誰もが望むでしょう。
・入れればどこでも良いという考えは止めましょう
高齢者であっても一人の人間です。
家族から嫌がられるのは、誰であっても気分が良いものではありません。
家庭の事情で介護ができないようであれば、入居する本人が楽しく生活ができる場所を探し、本人に体感してもらうことがとても重要です。
老人ホームに入るということで、不安に陥る高齢者も少なくありません。
家族の元で生活が可能であれば、誰もがその方が良いと考えてしまいます。
しかし、事情が事情だからということで、高齢者も老人ホームに入ることを認めざるを得ない状況になってしまうことは、あまり良くありません。
老人ホームの見学はどこでも行っていますので、自宅から近い場所で、いつでも訪問が可能な場所を選択しましょう。
自分で生活をしていきたい、と強く願っている人におすすめの老人ホームが、介護老人保健施設です。
・介護老人保健施設の老人ホーム
介護老人保健施設の老人ホームは、医療法人や社会福祉法人などによって運営されています。
収入や課税金額などに応じた補助金や助成制度を受けながら、在宅復帰に向けたサービスやケアを受けることができます。
介護サービスは入浴や食事、排泄などの身体介護を含め、医療処置や回復に向けたリハビリテーションなどを中心に行っています。
介護老人保健施設の老人ホームの利用は終身タイプではなく、入居してから3ヶ月ごとに退所しなければならない場合もあります。
3ヶ月ごとの入所継続の判定が行われる結果、自分で生活ができると判断された場合は、退所しなくてはならないのです。
介護老人保健施設の老人ホームに入居する場合、初期費用といわれている入居一時金はかからない場合がほとんどです。
仮にかかるとしても数千円単位からと、他の老人ホームよりも安くなります。
入居できるのは、要介護認定1~5の方が対象となっています。
また、月額の費用は介護サービス費の自己負担分と食費代、電話代や水道代などが含まれた料金です。
施設や居室によっても月額の費用が変わってきますので、入居を決める前に事前に確認しておきましょう。